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2011年12月10日 (土)

【ゲームレポート】vol.20 大商人(おおあきんど)

メモ:プレイ日→2011.12.02
Sh3i0161
こちらもRさんとプレイしました。この時はFさんがお仕事で遅れて合流するということで、それ迄3人で軽くできそうなものを、ということで出したものです。
なので実際はこちらの方が先にやったのですが、導入部分がありましたのでレポートはこちらを後に。

以前レポートしました「舞星」を出されたのと同じカナイ製作所さんの新作ゲームです。先日のGMで出展されており、この大商人他様々な作品を頒布されるとのことだったので喜び勇んで出掛け、ご挨拶をして購入させて頂きました。GMの折には舞星の舞妓さんプロモーションカードも頂けて良かったです。次回舞星をやる時には新しい舞妓さんも入れてみようと思います。

さて、この大商人は最近話題のドミニオンに端を発する「デッキ構築型ゲーム」です。基本のセットから始まり、お金を払ってどんどん自分のデッキを作ってゆき、最終的に勝利点を集めた人が勝ち、という感じのものですね。
ただ、この大商人は初期の手札が何と2枚ずつしかありません。ゲームを進めていっても全体的なデッキがそんなに大量にならない為、デッキ構築型の宿命とも言えるシャッフルをする必要性がありません。自分が手札を使い切ったタイミングで全て戻ってくるので。これがとても新鮮でしたね。
後は、勝利条件が金8(後述)ということで、金を7以上数える必要がない為にコイントークンなどが付いておらず、カードの裏表四辺を使って持ち金を表したということだと思います。余分なチップやトークンがなくて全体的にすっきりしているし、チップやトークンを取ってくるという余計な動作がなくなってとても良いと思います。

勝利条件はお金を8金集めるか、手札がスタートカードを含めて8種類になるかです。割と簡単、と思いきや周りからの妨害でそうそう簡単には勝てません。

プレイヤーにはそれぞれ最初の手札2枚と、現在の所持金を表すカード(裏表上下左右で0~7点が現せる)が配られスタートです。

プレイヤーは手番で手札から2枚迄使用できます。カードに書いてある特殊効果を発動させてもいいですし、カードを裏向きに出して特殊効果を使用しないことによって金をそのカードの枚数増やすこともできます。

このゲームで特徴的なのは、他のデッキ構築型ゲームの様に手番が終わった時に残った手札が流れることなく、そのまま手札に残るというところです。そして、手札がなくなった時点で漸く他のカードが手元に戻ってくるので、手札の枚数や種類を見ながらカードを使ってゆく必要があるということです。
そして、金を払って町の人から協力を仰ぐ時には最初に配られる2枚の内の1枚である「交渉」がないと協力を仰げません。金が貯まっていても手番の時に交渉がなければその手番では協力が仰げないので中々思うままにならず、そこもまた面白いです。

町の人は10種類の人々がいます。商人、用心棒、芸者(何と舞星で出てくる芸者さんの一人が此処に登場しています!この芸の細かさにもちょっと感動)、忍びから、奉行や大名迄います。豪商・旗本・奉行・大名はコストは高いですが力も強く、正直かなり悪どいです(笑)。

それと、手番では2枚のカードしか使用できませんが、同じカードを使用する場合はそれを1枚として計算できます。効果はその回数分発動するので、同じカードを買い占めて使いまくる、という方法もありということになります。

10種類の街の人々ですが、これが大変によく考えられています。他人の捨札から黙って自分のところに引っ張ってきてしまう(これが何と基本カードも持って来られるという凶悪さ)カードにより動きが取れなくなった場合に備えて他人の捨札からコストを払い手札に取り返すカードがあったり、金を生みつつ手番に使えるカードの種類を増やせるカードを買い占めた場合にそれを強制的に町に戻すカードがあったり、等々。
最初は「これって何の役に立つんだ?」と思っても、プレイしてゆく内に「あーそういうことか、そういう時の為にあるのね」という感じになり、勝ち筋も幾つもあり、それを邪魔する手段もありとても悩ましく面白いです。

Fさんがお仕事が終わって合流する迄、ということで2回やりましたが、両方共相方の勝利でした…相方無双。しかも最初は手札8種類、2回目は8金ということで見事に両方の勝利条件を満たしておりました。

全体的なカード枚数も少ないですし割と軽くできそうで、実際プレイ時間も短いですが、色々と考えどころや勝ち筋がありとても良いゲームだと思います。何度もプレイしたくなるゲームです。

舞星も大商人もテーマやカードイラストが好きで買った部分もありますが、どちらもとても良いゲームです。カナイさんのゲームは同人ゲームということですが、実際はショップや通販等でも買えますし、ドイツで年に一度開かれているアナログゲームの祭典、シュピールエッセンでもヤポンブランドとして出展されており、商業作品と遜色ないものだと思っています。他にもショップで買える同人ゲームは色々あるので、アナログゲーム界は比較的プロと同人との境目が薄いのかもしれませんね。

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